ブランド力


今はリサーチ活動をしてますが、ブランド力について書いてみます。

以前に努めていた会社は、ブランド力のある一部上場企業であったので、都内各地に店舗展開をしてました。

一方M商法なる、ビジネス論も、世間を闊歩していて、攻略したい地域にフランチャイズを広げる為には、邪魔になる他社企業の店舗の周りに3店舗作れば、他社企業の売り上げは3分の1になり、閉店に追い込めると言う物で、ご存知の方も多いと思います。

対抗他社はM商法を知ってか知らずか?3店舗を地域に展開していた。

ブランド力のある企業は過信してか・・その3店舗のど真ん中に店舗を作った訳です。

当然ながら苦戦を強いられました。

差別化するほどの商品の差も無く売り上げは当然伸びません・・・

如何わしい勧誘と間違われながらの駅前での朝の通勤時のティッシュ配り、エリアを決めた宣伝活動もあまり効力を発揮せず責任者は本社から詰め寄られる状態が続いていて、矛先は私に向けられた。

『責任者は役に立たないから、お前が舵を取ってみろ!』

責任者は店舗にいるだけでしたので、もとより営業活動を強化すればよい程度の浅知恵でしたが、本社から『アイディア等も出すだけだしてくれ』と言われて、やってみて運よく偶然が味方してアイディアは本社で採用され全国展開して行った。

アイディアの詳細は書きませんので、想像にお任せするしかありませんが、アイディアが功を奏して、売り上げは伸び始め、全国一の店舗売り上げを記録するに至りました。

結論として有名な商法は逆の作用が及び、1つの力のある店舗(私の勤務する)の為に、他社3店舗が閉店しました。

ブランド力だけに頼ってもいけないし、商法を過信するのも駄目だろうと体験をしました。

この経験も時代と共に、移り変わりその流れを読めなければ、いけないと日々勉強しなければの思いがあります。